
その3
私は昔から白黒はっきりさせたい性分です。
良い事は良い、ダメなものはダメ。
僕の故郷の松山で野球少年だった頃、ルールを守り、
仲間に嘘をつかず、自分に言い訳をしないと決めてました。
その延長線上に今の芝居があります。
だから私は時代劇が好きなんだと思う。
時代劇は勧善懲悪がはっきりして、
正しい事を貫く人間がいて、間違った事はきっちり報いがあります。
そう思うと、現代は曖昧な事が多すぎる。
だからこそ、舞台の上だけは、せめて筋を通したい。
その中に人情がある。
私はどちらも大切にしたいと思いながら脚本を書いています。
善と悪。涙と笑い。

